ヒメシャラの剪定時期や手順!お手入れ方法や注意する点をご紹介!

ヒメシャラは和風にも洋風にも映え、自然に美しい樹形に整う手間がかからない庭木です。

今回の記事では、ヒメシャラの剪定時期や手順方法をはじめ、剪定ポイントをご紹介します。

剪定前に|ヒメシャラ4つの基礎知識

本題に入る前にヒメシャラの4つの基礎知識を抑えておきましょう!

猫シャッチョ

基礎知識を抑えることで実際に剪定をする際にとても役立つニャ♪

 

ヒメシャラは落葉樹で、雑木に分類されています。

高さを抑えて育てれば、とてもスマートでおしゃれ。玄関やガレージのそばに植えれば、住まいのシンボルツリーになります。

 

基礎1. 春に新しい枝が伸びる

ヒメシャラの新しい枝の成長は穏やかです。

冬に剪定してあれば、なにも手をつける必要ありません。

美しい樹皮と新緑のコントラストを楽しみましょう。

 

基礎2. 上向きで垂直に伸びる傾向がある

ヒメシャラの枝は上へ伸びる傾向があります。

単に上向きというだけでなく、垂直に伸びるのが特徴です。

 

基礎3. 真夏の暑さに弱い

ヒメシャラは35度を超える高温には弱いのが難点。

暑さそのものに弱いのではなく、暑いときに切ると傷みやすいので覚えておきましょう。

 

基礎4. 夏にぐんぐん育つ

ヒメシャラは夏にぐんぐんと成長し育ちます。

自然のままに育てるのが、もっとも樹形を美しく整えるコツ。

とはいえ、自然のままにしておくと15mを超えてしまいますから、しっかりと冬に剪定して高さを抑えておきましょう

 

ヒメシャラの剪定時期について

ヒメシャラは落葉樹なので、落葉する冬が剪定にふさわしい時期です。

中でも注意してほしい点がすべての葉が落葉してから剪定すること。

では、剪定時期のポイントを見ていきましょう!

 

原則:ヒメシャラは冬に剪定を

ヒメシャラは落葉期間中の冬に剪定しましょう。

春、夏、秋はなにもせずに冬を待ちます

 

冬の剪定時期:ゆっくり落葉を待ってから剪定

ヒメシャラの場合は、少し遅めが安心です。

月でいうと、一般的に12月~3月初旬が選定時期と言われています。

つまり、年末ではなく、年が明けて、本格的な寒い季節が到来してからが、剪定のベストシーズン。

寒さが安定してくると、切り口が傷みにくくなるからです。

冬の剪定時期ポイント
  • 年が明けてからが剪定時期
  • 寒さが増す2月頃の剪定が◎

 

夏の剪定はリスク!

基本的に落葉樹も常緑樹も、その年に新しく伸びた枝であれば、いつ剪定しても大丈夫です。

ただし、ヒメシャラの場合は、できるだけ夏の剪定は避けてください。

 

初夏になると新しく伸びた枝で不自然に飛び出していることがあるので、剪定をしようか悩ましい時期になります。

ですが、ヒメシャラの新しい枝は垂直に伸びるので、やや高くなってしまうかもしれませんが、冬を待つのがおすすめです。

なぜならヒメシャラは、暑さに弱いからです!

暑さが原因で枯れる心配はありませんが、暑い時期の剪定がヒメシャラを弱める要因になってしまいます。

猫シャッチョ

夏は剪定もせずに、なにも手をつけなければ、無事に暑さを乗り越えられニャ♪

暑い夏に剪定してしまうことが樹勢を弱める原因なので、夏は何もしないでおきましょう!

夏の剪定はリスク

新しい枝が細長く育ち高さが気になっても、真夏の剪定はNG!

 

ヒメシャラの剪定手順|6つのポイント

ヒメシャラは、できるだけ自然のまま育てるのが理想的。

ですから、幹の高さを早めに抑えておきましょう。

高さを抑え、古い枝と新しい枝を交換するイメージで剪定するのがコツ。

詳しく説明していきますので、一緒にポイントをおさえていきましょう^^

 

ポイント1. 幹の高さを抑える

「これ以上は高くならないように」という、高さを最初に決めておきましょう。

その高さを超えて伸びる枝は、すべて剪定の対象です。

早い段階で幹の先端を切って、それ以上は高く伸びないように整えましょう。

 

ポイント2. 枝の根元から剪定する

枝の途中で切るのではなく、切るなら枝元から切るのがコツ

枝を途中で切ると、切り口が傷む可能性が!

正しい時期に剪定したのに枯れてしまった』というトラブルは、枝の途中で切ってしまっていることが多いです。

枝に長さを微調整するのではなく、枝ごと新しく切り替えるのがポイントです。

 

ポイント3. 枝は新旧交代するイメージで!新しい枝に切り替えるコツ

新しい枝が育ってきているのを確認してから、すぐ近くの古い枝を切りましょう。

古い枝は、枝元から切ると、すぐ近くの新しい枝がよく育つようになります。

枝の新旧交代です。

 

近くに新芽が出ているのを確認できたら、古い枝を切る

枝を新旧交代できると、ほとんど樹形が変わりません。

しっかり剪定したのに、剪定していないかのように自然な樹形が維持されます。

 

ポイント4. 芽が出ていない枝は除去する

新しい芽が出た後、枝が育っているかも確認してください。

新しい芽が出ていなければ、その枝は寿命です。除去してあげましょう。

 

ポイント5. 美しい枝を残そう

毎年新芽が出ると、成長して枝になり垂直に伸びていきます。

新しい枝は細いので、長くなると自分の重さで自然にしだれます。

しだれた枝は横方向に流れて成長するので、とても自然で美しい!

剪定作業は「切り落とす」ことに意識が向きがちですが、ヒメシャラは枝を残すことも大切です。

チェックポイント

ある程度伸ばした枝のほうが、樹形をチェックできます。

美しい枝を残しましょう。

 

ポイント6. 切り口に癒合剤

ヒメシャラは、材質としての木は硬めですが、細菌やカビが入りやすく、切り口から感染しやすいのが難点。

暑さに弱く、そもそも、枝を切られることを嫌がるタイプの雑木です。

どうしても初夏に剪定するときは、切り口に癒合剤や保護剤を塗っておきましょう。

切り口からカビなど菌が侵入し、樹勢を弱める危険があるからです。

 

連日の寒さが安定している時期なら、菌に感染するリスクが少ないので、塗らなくても大丈夫です。

猫シャッチョ

年末まで紅葉が残っていたり、暖冬のときは要注意ニャッ

寒かったり温かったり気温の変動が激しいときは、切り口が傷みやすいです。

冬の剪定でも、幹や太い枝を剪定するなら、癒合剤や保護剤を塗っておくと安心です。

もちろん墨汁でもOKですよ♪

例年よりも気温が高めで暖冬だと感じたら、切り口に保護剤や癒合剤を塗ってくださいね。

剪定手順の要点
      • まず幹の高さを抑えておく
      • 剪定するときは枝元から
      • すぐ近くに新しい枝が伸びたら古い枝を剪定する(枝の新旧交代)
      • 新しい芽が出なくなった枝は除去
      • 美しい枝は残す
      • 可能なら癒合剤(幹や太い枝)

 

ヒメシャラの季節ごとの楽しみ方

ヒメシャラは、夏に花が咲き、秋は紅葉し、実ができて種子が取れます。

 

夏は花を楽しむ

6月~8月に、小さな白い花が咲きます。

 

秋は実を楽しみ種子を収穫する

花の後、実がつきます。

実は茶褐色。

中から種子が取れますが、かなり濃い色!

種子を収穫しておけば、翌年の春に種子から発芽させることも可能。

 

ヒメシャラの害虫対策について

春は害虫に注意しましょう。

剪定を3月までに済ませておきたいもうひとつの理由があります。

それは、春先になるとチャドクガが現れること

 

ヒメシャラの害虫はチャドクガ!4月からが要注意

ヒメシャラはツバキ科の植物で、チャドクガが生息してしまうことがあります。

チャドクガは、ツバキとサザンカを好む害虫で、4月になると幼虫が活動し始めます。

チャドクガの画像

ツバキとサザンカ:ツバキ科ツバキ属

ヒメシャラは:ツバキ科ナツツバキ属

 

厳密には異なりますが、チャドクガの成虫が卵を産み付けてしまうことがまれにあります。

チャドクガの幼虫、毛虫の状態が危険です。

毛虫に刺されるだけでなく、毛そのものに毒があります。

目に見えないくらい小さな毛が、皮膚に触れただけで腫れて痛くなります。

 

ヒメシャラの害虫対策

害虫に触れてしまうと、アレルギーを引き起こしたり、かぶれが出てしまう人もいます。

なので、剪定作業をするときは、手袋とゴーグルで防御することをおすすめします。

手袋は、使い捨てポリエチレン手袋でOKです。

猫シャッチョ

逆に軍手だけだと隙間があるから危険だニャ。

薄いポリエチレン手袋をしてから、その上に軍手をはめるのがおすすめです。

害虫対策まとめ
剪定作業では安全第一で手袋とゴーグルを!

まとめ

今回ご紹介したように、ヒメシャラは繊細で美しい落葉樹で、冬に剪定すれば春から秋まで手をつけなくても大丈夫です。

幹や太い枝を切るときは、切り口に保護剤や癒合剤を塗るのがおすすめ。

枝の新旧交代を心がけて育てれば、繊細で美しいシンボルツリーになります。

 

ぜひ皆さんも今回ご紹介したポイントを踏まえて、ヒメシャラの剪定の参考にしてくださいね♪

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