カナメモチの剪定時期や手順方法!ポイントや注意する点をご紹介!

【タイトル画像】カナメモチの剪定時期や手順方法!ポイントや注意する点をご紹介!

カナメモチは生垣や街路樹で大人気!

ふだんは緑色の葉が茂る常緑樹ですが、新芽が真っ赤で色あざやか。

目隠し効果も高く、見映えの良さから防犯にも役立つ実用性も魅力の庭木です。

 

まずは剪定前にカナメモチの5つの基礎知識について説明します。

基礎知識を抑えることで実際に剪定をする際にとても役に立つからです。

では紹介していきますね。

 

剪定前に|カナメモチ5つの基礎知識

カナメモチは常緑樹

新芽のときは赤くて、成長するごとに緑色になっていきます。

 

まずは剪定前にカナメモチの5つの基礎知識についてご説明します。

基礎知識を抑えることで実際に剪定をする際にとても役に立つからです。ではご紹介していきますね。

 

基礎1. 春に美しい赤い新芽を楽しめる

カナメモチいちばんの魅力は、真っ赤な葉です。

太陽の陽射しに透けると、それはもう美しい紅色に見られます。

新芽がたくさん出るのは春です。

とくに春は勢いが強くて、萌えるような真っ赤に!

春の新芽を楽しめるように剪定しましょう。

剪定のコツは、のちほど説明します。

 

基礎2. 直射日光に強い植物

カナメモチは、新芽が赤い!

直射日光と紫外線から身を守るためです。

カナメモチの新芽が赤いのは、紫外線に負けないため

あえて自分の身を赤くすることで、紫外線に対する抵抗力にしています。

新芽が赤いのは、紫外線に強い植物というあかしです。

ちなみに、他の植物でも、たとえば桜の葉の新芽も最初だけは赤みを帯びています。

言い換えれば、直射日光が好き!ということ。

日当たりの良い場所で育てましょう。

 

基礎3. 真夏の暑さへの耐久性抜群

暑さに強いのが特徴です。紫外線だけでなく、真夏の高い気温にも、ひるみません!

赤かった新芽が緑色になれば、暑さも紫外線も怖くありません。

そのうえで、さらに新芽も出てきます。

寒さに対しては、ふつう。

氷点下の気温でも大丈夫ですが、傷があると弱いです。

積雪で枝が折れてしまうと、枯れる原因になることも。

枝が折れたり、傷みやすいので、傷んでいる枝を発見したら放置せずに、枝元から剪定しておきましょう。

 

基礎4. ゆっくりだが確実に成長する

新しく育った枝は、すぐには太くなりません。

時間をかけて、ゆっくり成長します。

枝が細いうちは柔らかいのですが、無理に横に曲げて誘引しようとすると折れやすいので注意が必要です。

 

基礎5. 上へ上へ育つ傾向がある

上へ上へと育つ傾向があります。

剪定しないと上のほうだけ葉が茂って、下のほうがスカスカ

せっかくの生垣、スカスカではもったいないですよね?

それでは目隠し効果が発揮されません。

適度に剪定し、下からも新芽が育つようにしましょう

そのためには、上を強めに剪定するのがポイントです。

 

カナメモチとは

暑さに強い!寒さは普通。

枝は柔らかくて曲げやすいが折れやすいので注意!

上を強めに剪定する

カナメモチの剪定方法|4つのポイント

1年間に、3回から5回に分けて剪定するのが、理想的。

いちどに切り過ぎないこと、上のほうを刈り込むことがポイントです。

 

ポイント1. 上部を強く剪定する

いちどに切り過ぎると、光合成できる葉の量が減るため、成長が不自然に抑制されてしまいます。

こまめに切ることが、育ち過ぎを抑制し、成長を自然な状態で維持できます。

上のほうを強めに剪定すると、下から新芽が出やすくなります。

上へ上へと育つ性質があるため、上のほうにエネルギーが集まると、下のほうから新芽が出にくくなってしまうんですよね。

新芽が出なくなると、スカスカになるおそれが。

メモ
強い剪定=刈り込み

 

ポイント2. 一度に切りすぎない

常緑樹といっても葉は永遠ではありません。

古くなれば枯れて落ち、新しい葉と入れ替わっていきます。

常に新しい葉が芽生えて育つように剪定するのがポイントです。

カナメモチの剪定

1年間に3回~5回に分ける

いちどに切り過ぎない

とにかく上のほうを強めに剪定する

 

ポイント3. 古い枝から除去する(防虫対策)

風通しが良くなるように剪定しましょう。

葉が混み入ると、が生息しやすくなるからです。

風通しが悪いと、カビが繁殖するデメリットも。

風通しを良くするコツは、古い枝から除去すること。

いかにも古くなったとわかる枝を除去すれば、新しい枝が自然に残ります。

 

ポイント4. 枯れた枝は優先的に除去する

常緑樹は、枝と葉が世代交代します。

すでに枯れている枝は、乾燥しているのが特徴。

そっと弱く力を入れただけで、パキッと折れれば枯れているあかし。

まだ枯れていない枝は柔らかく、弾力があるため、パキッとなりません。

これだけでも、風通しが向上しますよ♪

枯れている枝は?
剪定ばさみを使わなくても、ポキポキと手で折れるので簡単に除去できます。

カナメモチの剪定時期について

常緑樹ですから、常に緑色の葉を残した状態の、こまめな剪定がおすすめ!

一年を通して、いつ剪定してもOKです。

カナメモチの季節ごとの剪定についてみていきましょう。

 

冬の剪定時期

春は新芽の季節!

常緑樹なので、一年中ずっと育ち続けているのですが、とにかく春の新芽の勢いは別格です。

春は盛大に、勢いよく、燃えるように真っ赤な新芽を楽しめます。

そのためには、剪定を冬の間に済ませておきましょう

冬の剪定期間は、12月~3月です。この期間内であれば、いつでもOK!

3月中に剪定を済ませれば、4月~5月に、見事に真っ赤な新芽を楽しめます。

 

梅雨の剪定時期

春の赤い新芽が成長して、緑色に落ち着いたら剪定のチャンスです。

伸びすぎた枝を剪定しましょう。

しかも、この時期に剪定した枝は、そのまま挿し木にできるのもポイント。

菌が生息しているふようどではなく、ほぼ無菌状態の鹿沼土や赤玉土を使用して挿し木します。

根が出れば、苗にできます。

梅雨の剪定

✔︎6月~7月 今年の新芽を切り揃える

✔︎赤い新芽が緑色になったものを剪定!

✔︎剪定した枝は挿し木にできる

 

夏~秋の剪定時期

夏が過ぎて秋になったら、剪定しましょう。

一般的には、9月に剪定します。

ただ、台風や長雨のシーズンでもあり、ついつい剪定し忘れてしまうことも多い時期。

そこでおすすめなのが、台風シーズンが終わって、9月下旬~10月中旬の剪定

10月下旬~11月初旬の「秋の土用」と呼ばれる期間中に、新芽が育ちます。

紅葉ではない赤い葉を楽しめるのがカナメモチの魅力です。

 

晩秋の剪定時期(お正月に向けて)

冬でも新芽の色を楽しめるのが、カナメモチの嬉しいポイント。

ただし、冬に発芽するというよりも、秋の新芽が長持ちするととらえてください。

なので、11月中旬に、弱めに剪定しておきましょう。ほんのちょっとだけ切ります。

秋の土用あけに育った新芽は、もちろん赤いです。

しかも緑色になるスピードが春よりも遅く、年末年始に赤い葉の生垣を楽しめます。

 

まだ温かさが残る秋のタイミングで新芽が出て、そのまま低い気温の中で長持ちします。

秋の土用で新芽が育っていると、その赤い新芽を剪定することになってしまいますが、すぐにまた芽が出ます。

 

カナメモチ5つの品種と迷ったときのおすすめ

カナメモチにはさまざまな品種があります。

代表的な品種は、以下の5種類です。

 

  • カナメモチ(通常タイプ)
  • ベニカナメモチ(成長しても赤みが残ることも)
  • レッドロビン(よく伸びる)
  • スカーレットパール(赤みがキラキラ)
  • ロブスタ(珈琲の実のような赤さ、病気に強い)

 

いろいろありますが、品種の違いは、赤さがポイント

 

その1. カナメモチ(通常タイプ)

スタンダードなカナメモチです。

もちろん新芽は赤くて、成長すると緑色に。

育てやすく、剪定しやすく、暑さ寒さにも耐久性を発揮します。

切り過ぎなければ一年中いつでも剪定が可能です。

販売されている苗の価格もお手頃。

安心、安定の品種です。

 

その2. ベニカナメモチ

葉が小さめで、成長するスピードが遅いのが特徴。

つまり、あわてて剪定しなくても大きく育ち過ぎる心配がありません。

年に1回の剪定でもOK

葉の色は新芽が赤いのはもちろんですが、そのまま赤みがうっすらと残り続けることがあります。

赤い新芽、赤みを残す葉、緑色の葉、と色彩のグラデーションを楽しみたいときおすすめ。

カナメモチ(通常タイプ)とベニカナメモチを明確に区別せずに販売していることも多いです。

カナメモチ(通常タイプ)とベニカナメモチは、肥料を与えなくても光合成だけですくすく育ちます。

 

その3. レッドロビン

新芽の赤さが、ひときわあざやか

とにかく美しい赤をご希望の方に、おすすめです。

ただし、成長が早くて、ぐんぐん伸びます。

かならず年に4回は剪定するようにしましょう。

年に1回しか剪定しない、剪定し忘れた、という状況が続くと、下のほうから葉が消えてしまいます。

こまめに手をかけてあげましょう。それが、美しく育て続けるポイントです。

 

その4. スカーレットパール

カナメモチの赤の中の赤、極めつけの優秀品種と呼ばれています。

苗の状態では、他と区別がつきにくく、販売価格は高め。

ただし、生垣にしたときの美しさは格別です。

葉が小さく、緻密に生い茂るので、目隠し効果にもってこい。

葉が小さいので、虫がつきにくいのもポイント。

ただし、日当たりが悪いと、カビで弱まる恐れがあるため、日陰には向きません

 

その5. ロブスタ

ロブスタは、ロブスタコーヒーノキ(珈琲の木)の実のような濃い赤みが特徴です。

ロブスタとは「強健な」という意味があります。

カナメモチの品種の中で、販売価格は高めですが、もっとも病気に強いタイプです。

ゴマ色斑点病にかかりにくい!

手間いらずの品種です。

ただし、放置せずに、肥料を与えるようにしましょう。

肥料は冬~春の期間に。

夏と秋は肥料を与えないほうが、強くなります。

 

迷ったら通常タイプがおすすめ

新芽の赤さが、どの程度なのか。

育てやすさと手軽さでは、スタンダードなカナメモチ(通常タイプ)がおすすめ。

放置気味でも、すくすく育ちます。

 

ただし、赤い葉にこだわりたい場合は、人気の品種を選んだほうが間違いなし。

赤い新芽が美しくて人気が高いのは「レッドロビン」です。

光沢感、つやつや感、やや小ぶりで繊細な印象がお洒落です。

ちょっとの差ですが、生垣で広い面積になると、ほんとうに大きく印象が変わります。

ホームセンターの苗の販売では、その地域に合う品種を取り扱っていることが多いので、機会があればチェックしてみてください。

ホームセンターで購入しなくても、「この地域には、この品種が合うのかな?」というのがわかります。

ネットで購入する前に参考にするのが、おすすめです。

 

カナメモチの季節ごとの楽しみ方

カナメモチは、花が咲きます。実もなります。

かなり地味なので、目立ちません。

基本的に「葉」がセールスポイントだからです。

でも実際に育てていると、花や実に気づくと、その美しさと可憐さに感動します。

 

初夏は花を楽しむ

カナメモチの花は、初夏に咲きます。

5月~6月にかけて。

小さくて、白い花です。

その小さくて白い花が集まって、開花します。

「ソバの花に似ている」と言われるのが特徴です。

 

冬は赤い実を楽しむ

カナメモチの実は、冬に。赤い実がつきます。

うっかりすると葉に隠れて見つけにくいかもしれません。

気がついたら、落ちてしまっていたり。

街路樹や他人の家の生垣では、気づかないかも。

自分で育てているからこそ、思いがけないタイミングで発見できるのかもしれません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

カナメモチは、こまめに剪定をすればするほど、葉が緻密に茂ります。

生垣にするなら、下のほうがスカスカにならないように、上を強めに剪定しましょう。

赤い新芽は、紫外線に対して強いあかし。直射日光の当たる場所で育てましょう。

とにかく赤い新芽が魅力!ぜひ美しい葉の色の変化をお楽しみください。

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